人生どん底男の後悔日誌

32歳で人生転落、様々な人々の力を借りて償いの人生を生きていく男の日記です。

食べ物の恨みは恐ろしい

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こんばんは。

より一層寒くなってきましたね・・・

 

特に今日は雨も相まって

物凄い寒さでした。

 

この気温が続くのであれば

もう朝は長袖が無ければ出歩けない位です・・・

 

さて本題です。

 

今日はタイトルにも書いた通り

 

「食べ物の恨み」

 

その恐ろしさを目の当たりにする事件が起きました。

 

事の発端は朝の8時位。

施設内のロビーに「油揚げの袋」が落ちていたことから始まります。

 

発見してくれたのは施設の職員さん。

 

「ごみ出しの際に袋から溢れたのだろう。」

 

そう思って片付けてくれたらしく

その場は特に問題にもなりませんでした。

 

しかし事態が急変したのはそれから一時間後。

 

ケンカ?揉め事?言い争うような声が響き

一人の入居者が数人の入居者に囲まれ調理場へ連れられてきました。

 

「何事!?」

 

調理場一同、手を止めその場に集まります。

 

良く見ると半泣きで嫌がるOさんという入居者を

数人が逃げないように力づくで抑えている様な状況。

 

周囲は申し訳なさそうな顔をする人もいれば

殺気立った表情をする人など様々・・・

 

とりあえず落ち着く様に促し

事情を聞きます。

 

「コイツが夜中、冷蔵庫の部屋に忍び込んで食品盗んだんだよ!」

 

Oさん本人に話を聞くと・・・

 

・施設の食品を一括で管理している冷蔵庫がある

・その部屋には普段鍵が掛かっている

・鍵の立て付け?接触が悪い

・鍵を無理やり開ける形で侵入

・食品を盗んでしまった

 

との事。

 

大声で罵倒をする周囲。

Oさんは震えています。

 

そこで気付く一同。

そう、朝のゴミ袋はOさんが原因だったのです。

 

調理場のパートさんが訪ねます。

 

「油揚げ、生で食べちゃったの?」

 

頷くOさん。

 

自分もその場を収めるべく周囲を宥めます。

 

「油揚げだけだし大丈夫だよ!まぁ・・・お腹壊さなければ・・・」

 

ですが周囲の熱は収まりません。

それどころかヒートアップ。

 

「それだけじゃないんだよ!ゆうちゃん!」

 

差し出される段ボール箱

中には開封された納豆の箱が・・・

 

12箱

 

どうやら「油揚げ」だけではなく・・・

「納豆」も・・・

 

1ダース食べてしてしまったようです・・・

 

納豆はかなりの人気メニュー。

施設の財政上、中々提供されないことも皆知っています。

 

食べてしまった=無くなってしまった

それが補充をされないという意味も。

 

だからこそ周囲の怒りも凄まじい・・・

満足に食べる事が出来ないここでは特に・・・

 

周囲の人からも事情を聞くと・・・

 

・盗んだのは油揚げ1袋(5枚)と納豆1箱

・夜中に盗み出し一旦ロビーの裏側に隠した

・さらに深夜、夜勤者や周囲の目を盗みそれを食べていた

・ゴミを隠し切れず、他の入居者に相談し発覚

 

本人より詳しく状況を説明してくれました。

その後は全員が正気じゃない様な表情で・・・

 

「制裁がいる。」

「手を切り落としてやりたい。」

「二度と鍵部屋から出てくるな。」

 

今にも飛び掛かりそうな勢いで罵倒をしています。

 

そして周囲の気迫にも驚きましたが・・・

納豆を12箱食べてしまったとの事実にも驚きました。

 

何とか周囲を一旦引き離す事には成功。

Oさんに盗んでしまった理由を尋ねると・・・

 

「好物の納豆と油揚げをお腹いっぱい食べたかった。」

 

・・・との事・・・

なんだかな・・・

 

普通に生きていれば・・・

納豆や油揚げなんて好きなだけ食べられる。

 

でも・・・ここでは・・・

ここに入ってしまった以上

 

そんなことはこの先・・・

多分一生できない。

 

きっと・・・きっと本当に食べたかったのでしょう。

 

長からずここで同じように暮らしていた。

その苦しみを知っている。

 

だからこそOさんの気持ちも分かる自分は・・・

同情してしまいます。

 

「気持ちはとても良く分かるよ」

「Oさんだけじゃない、周りもみんなお腹いっぱい食べたい」

「独り占めしたら、みんなの分が無くなってしまう」

「何よりそんなに食べたらお腹を壊してしまう、心配だよ」

 

本人をそう諭し・・・

パートさんと協力して

周囲を優しく宥め・・・

 

何とかその場を収める事には成功。

 

ようやくこれにて終結・・・

とはいきませんでした。

 

去り際にOさんが言ってしまった一言。

 

「缶コーヒーも△さんと×さんから盗んで飲みました。」

 

聞けばOさんは施設内の窃盗の常習犯・・・

 

缶コーヒーはここでは外部から手に入れる事しかできない

一月に一本飲めるかどうかの超貴重品。

 

怒り狂う周囲。

もう収集がつかなくなってしまいました。

 

その後の展開は本当に恐ろしい物でした・・・

 

普段温厚な方も攻撃的な口調。

そして攻撃的な行動。

 

この施設には所謂「懲罰」

というものがあります。

 

怒りに怒った周囲の訴えにより

どうやらOさんはそれを受ける事になるようです・・・

 

 信じられないですよね?

でもこんな世界で生きている人たちもいるんですよ・・・

 

本当に食べ物の恨みは恐ろしい・・・

そう痛感することになった一日でした。