人生どん底男の後悔日誌

32歳で人生転落、様々な人々の力を借りて償いの人生を生きていく男の日記です。

「認めて貰える」

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こんばんは。

昨夜は台風の影響で風がすごかったです・・・

 

 

見た目も内部も決して頑丈とは言えない場所に住んでいる自分は・・・

夜中の間「ミシミシ」「ベキベキ」「ベコン!」

 

そういった音がする度にビクビクしていました。

いや、本当に怖かった・・・

 

皮肉な事に以前は常に自身の死を望んでいたのに・・・

今では「死んでも死ねない」

 

それ位の勢いで生きているので

久々に恐怖心を感じました。

 

何事も無くてよ良かった・・・

 

 

さて、今日は久々に嬉しいことがありました。

 

ご存じの通り私は現在、保護された施設の調理場で

臨時の職員として働いています。

 

調理経験0からのスタート。

※もし昔していたとしてもその記憶は無い・・・

 

洗い物を覚えて

盛り付けを覚えて

 

搬入と在庫管理を覚えて

入居者一人一人のアレルギーを覚えて

 

ご飯を炊ける様になって

おかゆを作れる様になって

 

包丁の使い方を覚えて

野菜の切り方を覚えて

 

ケガや火傷を数えきれないくらいして・・・

仕事が遅い自分に腹を立てて・・・

 

それでも仕込みが出来る様になって

他の人のフォローが出来る様になって

 

徐々に段階を踏んでようやく

 

「戦力の一人」

 

そう数えて貰えるようになりました。

 

しかし、基本的に調理は板長の仕事。

あくまで自分はその補佐的な役割がメイン。

 

それでも何か覚えていきたいと思い

自分は常日頃から・・・

暇さえあればコッソリ板長の作業を盗み見していました。

 

そんな矢先の今日

昼食前に突然声をかけられました。

 

「今日の夕食分の出汁取りと、吸い物を作ってみろ。」

「もう覚えてるだろ?」

 

驚いた・・・

吸い物とは言え、あたり(味付け)をつけなければならない。

それ以前に出汁を取らせてくれるのか・・・

 

いや・・・本当に大丈夫かこれ?

 

初めての実戦に少しだけ緊張しつつ

取っていたメモを基に、両方をこなしました。

 

決して香味を飛ばさない。

全ては出汁が主役。

味付けは脇役。

塩は万能であると同時に、全ての味を潰す事もある。

 

基本を忘れる事なかれ。

 

頭の中で何度も唱えながら必死の作業。

 

出来上がったのは

一応、見た目は普段通りの出し汁とお吸い物・・・

 

両方を味見してもらいます。

 

真剣な顔つきで味見をしてくれる板長・・・

少し考え込んだ様に黙った後

 

「うまい、正直驚いた。」

「鍋の底が透き通って見える位の透明感、色合いも良い。」

「成長したな、次からも頼む。」

 

トーンは一緒でしたが

表情はとても柔らかかった・・・

 

最高に嬉しかった。

尊敬する人に認めて貰えた。

 

そして何より・・・

 

「自分は数か月後には地元へ戻り、いなくなってしまう。」

「それを知っていても、新しい事を任せてくれる。」

 

その心遣いが本当に嬉しかった・・・

そして・・・

 

「誰かに認めて貰える」

 

忘れかけていたこの感覚。

本当に・・・

本当に久しぶりに感じる事が出来ました。

 

良い物ですね・・・

 

自分の仕事を評価して貰えるだけではなく

自分そのものを評価されているこの感覚。

 

きっと人が生きていく為には必須なんだと思います。

 

ちなみにお吸い物は

入居者のみなさんからも好評でした・・・

 

中には

「孫が作ってくれた物を飲んでる感じだよ。」

 

なんて言って喜んでくれる方も・・・

 

基本的に悲しい出来事が多かった生活の中で

久しぶりに、心が満たされた一日でした。