人生どん底男の後悔日誌

32歳で人生転落、様々な人々の力を借りて償いの人生を生きていく男の日記です。

後悔日誌⑫「子供達の夢と脱走計画」「脱走メモ」「どうか連れていかないで」

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 少し間が空いてしまい、申し訳ありません。

後悔日誌の更新となります。

 

今回は(R2.4.11)~2日分+脱走に関わるメモとなります。

 

 ※良く質問のメールを頂くのですが

この後悔日誌は「創作」「投稿小説」ではありません。

全て実際に起きていた事象。

ノンフィクションです。

 

その日の出来事を纏めていた日記です。

 

※書いていた日記を基に誤字脱字を修正した読みやすい文章にしています。

※進展や特記出来るものが無い内容の日記の日は割愛しています。

 

※そのため説明文的になりがちで、敬語ではありません。

ご容赦ください。

 

 

(R2.4/11)「子供達の夢と脱走計画」

母親がここに来ると分かってから

何だか少し気が楽になり、食欲も増してきた。

 

まぁ、提供される食事量は変わらないが。

 

社会復帰したときの体力維持のために

そして、妻と子への罪滅ぼしにでもと始めた農作業にも力が入る。

 

あぁ、そうだ・・・

職員さんの人数、仕事の負担の関係で最近入れていなかったので・・・

今日は5日ぶりのシャワーだった。

 

少しでも身体を動かせば全身から粉が舞い

髪はギトギト。

 

そして耐え難い身体の異臭。

 

もう、本当に凄い。

自分自身が一番わかる。

 

汗とは違う・・・

言い表せない強烈な臭いだ。

 

これらに悩まされていたので

シャワーは本当に有難い。

 

完全に消臭できたわけではないけど

かなり清潔になった・・・はず。

 

母親が来るとき。

そして家族の元へ帰れる時には

 

絶対に身体は綺麗にしておこう。

 

「臭い!」なんて言われたら・・・

それこそショック死しそうだ。

 

お風呂と農作業以外に日中のイベントは特に無し。

 

だが・・・

念のため脱走の準備と下調べは進めておいた。

 

母親が来るのは確定しているため

本当に念の為だ。

 

予想外の収穫として

一時期は「脱走の常習犯」だったYさんと言う人物の話を聞くことができた。

 

今日は一日を通して室内での運動やトイレの振りをして情報を集めておいた。

そして暇な時間は脱出計画を立てるのに使った。

 

これらは纏めて別紙のメモ、計画書に残しておく。

 

日記に書く順序が入れ替わってしまったが・・・

今日、夢を見た。

 

滅茶苦茶リアルだった。

 

双子たちの夢。

自分の息子達だ・・・

 

二人を

一人ずつお風呂に入れる夢。

 

一人ずつ・・・

しっかりと支えながら・・・

 

入れ終わる度にしっかり身体を拭き

自分は、ほぼ全裸でリビングに連れていく。

 

そこで髪の毛までもう一度拭いてあげて

おむつまで付けたら妻にバトンタッチ。

 

「つーぎーはーおまえだー!」

 

と笑いながらまだ入れてない方を脱がせてお風呂に連れていく。

子供達は捕まらないように大爆笑しながら逃げようとする。

 

お風呂の中では

 

長男は口に水を含み

水鉄砲の様に吐き出してあげるのを見せるとと大喜び。

 

次男は空のペットボトルをお風呂に沈めて

水面に飛び上がらせてあげると大喜び。

 

二人とも共通して、給湯器のボタンを押しては喜んでいた。

 

きっと実際にこんな日々が有ったのだろう。

とにかく幸せな夢だった。

 

自分が今こんな状態になってしまって・・・

子供達に本当に申し訳ない。

 

決して許されることではない。

 

だからこそ!早く帰って!

そして取り戻そう。

 

みんな、待っていてね。

 

(R2.4/11 番外編)「脱走メモ」

万一に備え。

この施設を脱走する事を想定して計画及び情報をメモしておく。

 

<施設内情報>

・施設内には外部に繋がる扉は数個しかない。

・その数個も必ず鍵がかかっている or 職員の目が届く場所にある。

・一日に開く回数もほぼ決まっているため、ここからの脱出は無理。

 

・居室内には窓がついている。

・しかし、必ず鉄製の格子がついているため外へは出られない。

・ドライバーや工具が有れば外せそうだが・・・他の入居者の目も有り無理。

・それ以前に大掛かりな事をすれば職員に発見される。

 

・一番可能性が高いのはお風呂場。

・風呂場にある換気用の大窓は入浴後はしばらく開けっ放しになっている。

・自分の体形ならギリギリ通れそう。

・解放されている時間は約18時過ぎ位までの様子。

・少し高所にあるが屋根伝いに進めば駐車場に出られる様だ。

・常時廊下から見通しが良いため、そこさえクリアできればベストな経路だろう。

 

<Yさんからの情報>

Yさんは過去6回ほど脱走に成功しているそうだ。

どうも・・・空き巣の常習犯だったらしい。

 

施設の入居者も「あいつは逃げるのすごいうまいよ」といっていた。

 

しかし精神安定剤(?)の影響で手足の震えが止まらず今はできないらしい。

 

「すごい人がいる」と聞きましたと言い

自分なりに悟られないように、自然に情報を聞いてみた。

 

いや・・・もしかしたらバレていたかもしれない。

 

でも本人は嬉しそうに話してくれた。

 

 

・脱出に使った経路は複数あるとのこと。

・職員さんが一人になる夜勤の時のスタッフルームの非常口。

・3階トイレの窓、かなり高所!すぐ隣の雨どいを伝えば裏手に出られる。

・1~2階の階段の踊り場にある窓(今は使用不可能らしい)

・お風呂場の換気窓(やはりここが有力の様だ)

 

しかし、脱走はできているのに何故ここにいるのか?

 

そう聞いてみると・・・

 

「逃げても、結局どうにもならない」

「お腹もへるし喉も乾く」

「逃げたのがばれるとみんなが探しに来る」

「これがどうにもならないから知らない人の家にかけこんだ」

「逃げて捕まると怒られて大変な目に合う」

 

なるほど・・・

出てからが本番と言うわけだ。

それに覚悟もいるようだ。

 

余談だがYさんは

「鍵の開け方とか入り込みやすい家の見分け方とかも教えるよ」

と気を使ってくれた(?)が・・・

 

丁重にお断りしておいた。

 

<現在のプラン>

・脱出に使う経路は現状お風呂場の換気窓一択になる。

・職員が少なくなる夜勤の時間帯がベスト。

・決行の時間は換気窓が閉まる前+暗くなる18時くらいが一番か?

・脱走後は速やかに施設から退避、人里を目指して走り抜ける。

・捜索を考慮して、出来る限り悪路を選ばないといけない。

 

<課題と対策>

・脱出後の食糧、水は?

※食料は毎日出るおやつ食べないでキープ、水はペットボトルに水道水をできる限り。

 

・脱走後の経路は?

※周辺のタウンマップを手に入れたい。Hさんに申し訳ないが頼もうと思う。

※もしくは何とか外出して道を把握できない物か・・・

 

・人目を避けてお風呂場の窓から出るには?

※配電盤がお風呂場に有る。脱出の直前に1階の電気だけ落としてしまってはどうか?

※実行前に医療機器を使用してる人がいないか調べよう。いたらこの方法はアウトだ。

 

 

※実際には上記の内容を手書きの見取り図と共にメモを残しています。

(R2.4/12)「どうか連れていかないで」

 今日の夕方

また一人亡くなった。

 

一週間で人が3人。

亡くなった。

 

今日は朝5時位に、夜勤の職員さんに「助けて!!!」

と起こされた。

 

連れられて向かうと

そこには口からゴボゴボと血を噴き出した入居者が床に倒れていた。

 

体格も大きく、一人で引き上げるのが出来なかった様だ。

二人で何とかベッドまで引き上げた。

 

その場はそれで終わったのだが。

結局その人は・・・

 

「看取り」という名のもとに

病院にもいかず。

 

夕方まで苦しんで苦しんで、それから亡くなったらしい。

 

亡くなったのが夕方だったため・・・

医者も来られず、死亡の診断もできない。

 

そのため明日の朝か昼まで

布団のシーツにくるまれ居室に「安置」されるらしい。

 

ちなみに亡くなった一時間後には

亡くなったベッドに違う人が寝ていたそうだ。

 

もう、何がなんだかわからない。

 

みんな口を揃えて。

 

「門が開いた」「門が開いている」

 

そう言う。

いや、本当に口裏を合わせた様に言うんだ。

 

え?なに?

とてつもなく怖い。

 

以前にもこうやって死者が続くことが有ったらしい。

 

各部屋では「次に誰が亡くなるか」賭けをしていたり。

「次に自分が連れて行って貰えるように」祈る人もいた。

 

異常だ。

異常と言うか・・・

 

何だここは?

異界というべきなのか?

 

とにかく普通の世界ではないだろう。

 

ちなみに・・・先日亡くなった二人のお供え物は

今日までに、キレイに盗まれていたそうだ。

 

ここに来て死が怖い。

 

理由は不明だが死を選んだ自分なのに

死が怖い。

 

お願いだから。

今を深く反省しているから。

 

どうか連れて行かないでください。

 

2日後、母が来るその日まで

連れていかれないようにしよう。

 

あぁ、そうだ

記憶に関わるといった程ではないが

 

今日の夕食ハンバーグだった。

 

何だか・・・自分もたくさんハンバーグを作っていた事がある気がする・・・

不思議と心が温かくなった。

 

残り二日!

死ぬわけにはいかない。

 

頑張ろう。

 

余談だけど、鉛筆を削りたい・・・

 

 

※以上が今回更新分の日記となります。

 

次回の更新は2日後を予定しています。

どうか読んでやってください。