人生どん底男の後悔日誌

32歳で人生転落、様々な人々の力を借りて償いの人生を生きていく男の日記です。

後悔日誌⑤ 「発覚の翌日」「外の世界」「記憶への手がかり」

f:id:yu-tarestartlife:20200805104436j:plain

後悔日誌の更新となります。

 

今回は(R2.3.26)~3日分の内容となります。

 

 

※書いていた日記を基に伝えやすくした文章にしています。

※進展や特記出来るものが無い内容の日記の日は割愛しています。

 

※そのため説明文的になりがちで、敬語ではありません。

ご容赦ください。

 

 

(R2.3/26)「発覚の翌日」

昨日・・・分かってしまった事実が尾を引いている。

全く・・・本当に全く何もする気がおきない。

 

保護されて、思い出すまで。

全く気にもしていなかったのに。

 

思い出してしまったからなのか・・・

朝から首に違和感を感じる。

苦しさこそないものの

 

「何か」が纏わりついている様な感覚。

 

違和感、謎の不快な感覚。

そういった物はあるのだが。

 

「なぜ首を吊ってしまったのか?」

 

この答えは出てこない。

 

どうしてそんな事態になったのか?

どうしてそこまで追い詰められたのか?

どうして今ここにいるのか?

 

思い出そうとすればするほど分からなくなり

思い出そうとすればするほど苦しくなっていく。

 

こうなってしまうと・・・

他の事は何もできなくなってしまう。

 

職員さんが気を使って

 

「外の空気を吸う?」

 

そう言ってくれた事に対しても首を振るだけで答える。

 

当然食事だって・・・3食ほぼ手付かずだった。

 

隔日?で支給されるおやつでさえも。

お茶でさえも飲めない。

 

毎食手付かずで食器を返却。

さらに水分もまるで摂れていないこともあり

厨房の人がわざわざ自分の所まで声をかけに来てくれた。

 

大柄で色黒の男性。

この施設には似合わない様なキチっとした・・・

コックさんが着るような白衣?を着ていて

少し怖い感じの人だった。

 

調理に関する責任者。

「板長さん」らしい。

 

軽く自己紹介をしてくれたあと・・・

かなり真剣な目つきで

 

「食事を摂らなくなった人間は例外なく死に向かう」

「少しでもいい、だから何か食べてほしい」

 

そう言われた。

 

短い言葉だったけど

真剣に自分の心配をしてくれていることが嬉しかった。

 

そうだ・・・

ここで死んでしまってはどうにもならない。

 

板長とは、翌日からはしっかりと食べる事を約束した。

 

まずは健康と身体を維持できるようにしよう。

 

「しん」として生活し始めて4日目

今日は、進展も何も無し・・・

 

記憶もどれだけ考えても思い出せない。

 

だけど、不安もあるが・・・

今日の様に心配してくれる人もいる。

 

完全に独りでない。

そう思っただけでも大分気分は違う。

 

明日から気持ちを切り替えていかないと。

今日はもう寝よう。

 

(R2.3/27)「外の世界」

今日は昨日に比べ

かなり気持ち的に楽だった。

 

やっぱり例の・・・

 

「首吊りの理由」は分からない。

 

しかし、出てこない物は出てこない。

 

あくまで仮定だが・・・

 

・仕事で失敗した。

・恋愛関係。

・人間関係に悩んだ末。

 

この辺りだろうか・・・

 

今はまだ何も分からないが

早く思いだせるといいな。

 

日中はこの施設に来て初めて外に出た。

 

レクリエーションの一環で

毎日決まった時間だけ施設の前の道を「散歩」させて貰えるらしい。

 

自分も他の入居者に紛れて外に出た。

 

驚いた。

 

外に出たというだけでこんなに世界が変わって見えるなんて。

たった数日振りなのに、何年も何年も外に出ていなかった気分だった。

 

何より空気が違う。

 

施設の中とは違い

なんというか・・・澄み切っていて淀んでいない。

 

匂いなんて無いはずなのに

良い匂いがする気がする。

 

施設の周りは、殆ど木と畑だけ。

後は木が生えすぎて立ち入れない様な林。

 

いやそれでも十分。

 

自分の中の汚れていた何かが洗われていくような・・・

表現できないけどそんな気分だった。

 

少し施設から離れていくと

木の開けた場所から

 

「富士山が見えた」

 

近いせいか・・・かなり大きく

そしてとても美しく見えた。

 

今までの人生でこんな風な思いで富士山を見たことがあっただろうか?

いや、そもそも富士山をみたことがあったのだろうか?

 

色々な思いはあったが

富士山が見えたことには感動した。

 

散歩の後にはシャワーを浴びさせてもらった。

 

散歩で気分も晴れて

シャワーで身体も綺麗にできて

 

幸せだ・・・

 

ここに来て

初めてと言って良いくらいの充実感を感じ・・・

 

こうやって日記を書く今に至る。

 

今日は、歩いた疲れもあるし

シャワーの爽快感もある。

 

良く眠れそうだ。

 

(R2.3/28)「記憶への手がかり」

今日は、大きく進展があった!!

 

昨日の外の世界から受けた刺激のせいだろうか!?

記憶への手がかりになりそうな物がいくつか頭に蘇ってきた!

 

まず・・・根拠や何かは分からないが・・・

 

5月10日

 

10月12日

 

この日付が朝トイレに入っていた時強烈に頭に映った。

 

残念ながら何の日かは不明・・・

ただ、根拠もないし理由は分からないが・・・

確かに自分にとって大切な日?であることを感じた。

 

悔しいな・・・なんだろう!?思い出せ!

 

次に記憶が蘇ったのは午後14時位。

 

今日は雨が降っていたため散歩は無かった。

だから、施設の裏(崖側?)から雨と森を眺めていた時だ・・・

 

もの凄い動悸?不安の様な物・・・

だけど何故か温かい幸せな感じに襲われ

いてもたってもいられなくなった。

 

その直後

 

急にとある携帯の番号?

 

090-2×××ー××??

※×は伏字、?ははっきりと確証が持てなかった部分。

 

が頭に浮かんできた。

 

最後の部分が確証が持てなかったが・・・

結構はっきりと頭に映った。

 

誰のものかは分からない!

それでも自分に関わりのある番号である可能性は高い!

 

根拠はないが・・・

この番号に悪いイメージはない!

 

父親?母親?

兄弟?

それとも友人?

 

くそ!分からない!

思い出せ自分!

 

更にその直後・・・

信じられない様な体験。

 

森を眺めていたはずなのに・・・

見ていた風景が急に切り替わった。

 

信じられなかった!

幻覚でも見ているのかと思った。

 

いや、幻覚なんだろう。

 

・どこかの堤防沿い?

・芝生が生い茂っている

・大きな橋が右手側にかかっている

・川を挟んで対岸には大きな旅館?温泉街が見える

・川の前には小さな池?があって、そこからは湯気が出ている

 

※実際の日記には自分が書いたスケッチが残っています。

 

その風景に

 

・小さな子供の人影が二つ

・大人の男女二人の人影

 

この計4人が顔はハッキリ見えない物の・・・

しっかりと見えた!

 

なぜだろう。

見えた瞬間、涙が止まらなくなった。

 

自分に関わりのある人?

子供は自分?

小さな影が二つ=自分には兄弟がいる?

大きな人影は両親?

これは自分の思い出の風景を見ている?

 

様々な考察と感情が頭を駆け巡った・・・

 

色々な情報が一気に頭に流れてきたせいか

今日は夕方まで頭痛が酷かった。

 

そんな状態でも・・・

板長との約束。

 

食事だけはしっかりと食べた。

 

はっきりとした物では無い。

記憶に繋がるか分からない物だったにせよ・・・

 

なにか思い出す兆候が見えた事は

滅茶苦茶嬉しかった!

 

これをてがかりに、なにか掴めればいいのだが・・・

 

夕方の記憶以降・・・

何故かとても温かい物?感情?

を感じる・・・

 

いきなりの記憶の再生に身体も脳も疲れているのだろうか?

 

ここにきて一番の睡魔が襲ってきている。

 

明日も何か思い出せますように!!

 

 

※以上が今回更新分の日記となります。

次回の更新は2日後を予定しています。

どうか読んでやってください。