人生どん底男の後悔日誌

32歳で人生転落、様々な人々の力を借りて償いの人生を生きていく男の日記です。

後悔日誌③ 「保護の翌日、新たな生活」

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後悔日誌の更新となります。

 

今回は保護された翌日(R2.3/20)の内容となります。

 

 

※書いていた日記を基に伝えやすくした文章にしています。

 

そのため説明文的になりがちで、敬語ではありません。

ご容赦ください。

  

 

R2.3/20 (金)

 

強烈な喉の渇きでベッドから目を覚ます。

起きた直後は自身に何が起きたのか?

ここが何処なのか?

 

本当に何も分からなかった。

 

しばらく状況を整理し考え込み

ようやく自分が現在の場所に保護されたことを思い出す。

 

前日の交番に駆け込む前の記憶は全くない。

 

目覚めた部屋は酷く寒く、暗い。

そしてなんだか異臭がする。

 

とにかく水が欲しかった。

 

部屋を出て水を貰おうとするも

入り口には鍵がかかっており、出入りは不可能だった。

 

閉じ込められているという現状に驚きと恐怖が頭に走る。

 

周囲のベッドからは奇声?独り言?が絶えず聞こえ

頭まで毛布を被った人が蠢いている。

不規則に並べられたベッドからは得体の知れない不気味さを感じた。

 

起きて一時間程すると、年配の女性が部屋に入ってきて声をかけてくれた。

 

「何だか大変だったみたいだね?私はここで夜勤で働いているHだよ。」

「まずはしっかり身体を休めなさい」

 

Hさんと言う、とても気さくで優しそうな女性だった。

まともに会話が出来そうな人がいて、とても安心した。

 

この女性から聞く限り、ここは・・・

 

「もう行く先の無い人、特別な事情のある人が集まって暮らしているお家」

 

らしい。

 

そう言いながら、この人は悲しそうな顔をしていた。

 

なんだかとても不気味さを感じると同時に

自分もとても悲しくなった。

 

しばらくすると職員の方が次々に出社してきて

少しずつ施設に活気が出てきた。

 

周囲を見渡すと、若い人もいるが結構な年齢の方が多い。

職員さんの中には異常に若い自分を珍しそうに見ている人もいた。

 

一通り職員さんに挨拶を済ますと朝食が運ばれてきた。

とても食べる気にはなれない・・・

 

申し訳ないと思いつつも残してしまった。

 

自分が食事を残しているのを確認すると・・

近くのベッドで食事をしていた女性が近づいてきた。

 

手で「頂戴」のジェスチャーをしている。

 

非常に困った。

 

するとHさんがやってきて

女性を引き離してくれた。

 

ここでは食事は色々な問題を引き起こす源らしい。

 

注意するようにとアドバイスをくれた。

 

朝食も終わり、朝9:00頃

昨日自分を出迎えてくれた「社長さん」がやってきた。

 

普段は祝日は休みなのだが、自分の為に来てくれたらしい。

本当に感謝の言葉もない。

 

施設のホールで様々な聞き取りや説明を受ける。

 

・記憶は少しでも戻っているのか?

・体に不調は無いか?

・今後どの様な流れで身元を探っていくのか。

・今の自分は存在が浮いてしまっている状態だということ。

 

頭では理解しているのだが・・・

改めて直面すると本当に、どうかなってしまいそうだった。

 

そして最後に社長から一言。

 

「名前が無いと、どう呼べばいいか困るから仮の名前を決めよう」

 

散々悩んだ・・・

社長も一緒になって考えてくれた。

 

するとふとした瞬間

 

「しん・・・しん?」

 

そんな名前が頭に強くよぎった。

自然と口に出てしまった。

 

親に呼ばれていた名前だろうか・・・?

とにかく強く強く頭によぎった。

 

「じゃあ今日から、なにか進展があるまでは」

「君はしん君、そう呼ぶことにしよう!」

 

仮とはいえ、何故だかこの名前には温かいものを感じた。

 

こうして「しん」としての生活が始まった。

 

名前が決まった後は施設での生活のルールを説明される。

 

一日の流れは以下の感じ

 

起床 6:00

朝食 8:20

昼食 10:50

おやつ 13:00

レクリエーション 14:00

夕食 15:50

消灯 20:50

 

お風呂は3日毎。

その他の時間は基本的に居室で自由。

テレビの時間は各食事の間、二時間程。

生活に慣れるまでのの間は鍵付きの部屋で様子見。

 

との事だった。

 

社長は気を使ってくれているのか

「少し早めの春休みだと思えばいいよ」

 

と明るく元気づけてくれた。

本当に申し訳ない・・・

 

そして服一式とサンダルが支給される。

 

そういえば・・・

ここに運ばれていた時に着ていた服一式しか持っていなかった。

 

着替えてみると

首は伸び放題。

ズボンのゴムは途中で切れている?

穴も所々。

 

鏡の前で、自分を見た時悲しくなったが・・・

そんな事を考えている状況ではない。

 

というか今の自分には十分過ぎる待遇だった。

 

一通りの事務的な処理が終わると

社長は帰っていった。

 

時間は既に昼食の時間になっていたが・・・

やはり食欲は全く出てこなかった。

 

食事を辞退して、少し横になり考え事をする。

 

・これからどんなことが待っている?

・自分はどうなる?

・家族はいるの?

・今まで何をしていた?

・どうしてこうなった?

 

不安は尽きない。

 

そんな自分を察してか、職員さんが施設内を見て回ることを提案してくれた。

 

施設の構成はかなり複雑。

地下2、地上2からなる施設なのだが

外から見る限りは丸っきり民家。

 

とてもそういった施設には見えなかった。

 

生活している人の面々を見ると

やはりかなりの年齢の方が多い。

 

・ベッドでピクリとも動かない人。

・ひたすら毛布をしゃぶり続けている人。

・「ねぇお水」「ねぇご飯」食事に関わる言葉を延々と連呼する人。

 

本当に様々な人がいた。

 

「ここは本当にどういうところなのだろう」

 

疑問も尽きない・・・

 

Hさんがいっていた言葉もとても気になる。

だけど考えたり、聞くのは今は怖いのでやめておこう。

 

一通り施設を巡り部屋へと戻る。

 

戻る間にもやはり若さが目立つのか

色々な人が好奇の目で見ていた。

 

会釈してくれる人もいれば、逃げるように避ける人もいる。

 

今後上手くやっていけるか・・・

とても不安だ・・・

 

夕食も喉を通りそうにない。

今日は結局一食も食べることが出来なかった。

 

明日は・・・土曜日。

市役所は休みの為、最低でも月曜日までは何も動きは無いだろう。

 

そうかんがえるだけでも今から気が重い。

今日は・・・もう休もう。

 

 

 

長文を読んで頂き、ありがとうございました。

以上が保護翌日の記録となります。

 

実際の日記には個人名や少し公に書けない様な物も有りましたので

チェックと添削に時間がかかってしまいました。

 

日記の中には本当に他愛のない内容の物もあります。

そのため次回以降は状況に大きな変化が有った日を抜粋し書いていこうと思います。

 

もし、他愛もない内容でも見たい。

という方が居ましたらコメントやメールで知らせて貰えると助かります。

 

次回もまた・・・どうかみてやってください。